まるノート

備忘録も兼ねて、様々なお役立ち情報をまとめています。

AWS 初心者が AWS について学んだこと

はじめに

つい先日お仕事で AWS のクラウド9 というサービスを使う機会がありました。
アカウント作成は自分で行ったわけではありません。
また 自分は AWS ってしょっちゅう耳にするけど実はよくわからない、という超絶初心者です。

EC2 とか S3 とか IAM とか様々な用語は聞いたことがあるけど、いざ調べてみるまで全くわからないという状態でした。


まずは、AWS とは何なのかといった所から学んだことをまとめてみました。


AWS とは?

ざっくりと概要を記載します。

AWSとは
アマゾンウェブサービス(AWS)は世界で最も使われているクラウドプラットフォーム
世界中のデータセンターから175以上のフル機能のサービスを提供している。
急成長しているスタートアップ、大企業、主要な政府機関など、何百万ものお客様がAWSを使用してコストを削減し、俊敏性を高め、イノベーションを加速させている。

出典:https://aws.amazon.com/jp/what-is-aws/

要するに世界最大のクラウドサービスです。
AWSが展開しているサービスは175種類以上


他のクラウドサービスと比較しても世界シェアは35%と3割以上を占めています。

出典:https://www.canalys.com/newsroom/global-cloud-services-Q4-2022


クラウドは提供する領域に応じてSaaS、PaaS、IaaSという形態に分かれます。

AWSはもともとIaaSという形態をとっていましたが、ソフトウェアやプラットフォームを提供しているため、もはやIaaSのみならず総合プラットフォーム提供者という位置づけになっています。


  • SaaS(Software as a Service):ソフトウェアをインターネット経由でサービスとして提供すること
  • PaaS(Platform as aService):OSやミドルウェアをインターネット経由でサービスとして提供すること
  • IaaS(Infrastructure as a Service):仮想サーバやネットワークをインターネット経由でサービスとして提供すること


AWS の様々なサービス

上述した通り、AWS には175以上のサービスがあり、それぞれが独立したサービスではなく、関連しあって一つのシステムが構成されています。
どういったネットワークを引いてどのサーバーを設置してその上にどのサービスを置くか、といったことを総合的に考える必要があります。


代表的なAWSサービス

Amazon EC2

必要に応じてスペックを変更できる仮想サーバーを作成・利用できるサービスです。 また仮想サーバーを複数作成しての冗長化やハードディスク・メモリといったスペックの変更についても、画面上の簡単な操作だけで柔軟に実行することができます。

Amazon S3

オンラインストレージかつ静的なコンテンツを配信できるサービスです。保存できる容量やファイル数に制限がない上に、99.999999999%(イレブン・ナイン)という非常に高い耐久性を誇り、データ消失の可能性が限りなく0に近くなっています。

Amazon RDS

MySQLやPostgreSQL、Oracleといった主要なデータベースが画面上の簡単な操作で簡単に作成できます。冗長化・バックアップといった処理も画面上の操作のみで実行可能です。

AWS Lambda

サーバーの運用負担なしで、任意のプログラムを実行できる環境を提供するサービスです。
AWS Lambdaを使えば、サーバー(仮想サーバー)なしで任意のプログラム(アプリケーション・サービス)を実行することが可能です。
またリクエスト単位での従量制課金となり無駄がない上に、100万リクエストまで無料なので、コスト削減も期待できます。

ご参考

出典:https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/webinar-aws


クラウドとオンプレミスの違い

最後に、簡単にオンプレ(物理サーバー)との違いも上げておきます。


ユーザーの手元にシステムを導入するオンプレミスに対して、クラウドはクラウド提供者がインターネット経由でシステムを提供するため導入が手軽で運用保守が容易です。

料金もサービスの利用料に応じて重量課金制なのでコストメリットが高い。
特にソフトウェア領域では提供が広く進んでいます。

         クラウド                   オンプレ         
従量課金制 一括投資
導入が比較的手軽 導入に時間がかかる
CD側で保守・運用 クライアント側で保守・運用


以上、非常に簡単ですが、AWS の概要でした。
まずはアカウント登録から始めて、これからちょっとずつ利用してみようと思います。