はじめに
Google日本語入力を用いたキー割り当ての設定方法について記事にしてみました。
実施内容は変換 / 無変換 キーで 半角 / 全角の切替を行えるようにすることです。
- 「変換」キーを押下→IMEをON(全角入力モード)
- 「無変換」キーを押下→IMEをOFFにする(半角入力モード)
macだと標準的にこんな感じになっているみたいですね。
日本人であれば非常に使用頻度の高い 半角 / 全角 切り替えがキーボード左上にあると、
手をのばすのが面倒で、結構作業効率が落ちます。
あと、タスクバー右下の「あ」とか「A」を視認するのも地味なストレスに感じます。
ちなみにIMEとは
入力した文字をひらがなに変換したり漢字に変換する機能。
例えば
h
、o
、g
、e
を
キーボードで入力すると通常「hoge」と表示されるが、
IMEが有効だと「ほげ」になり更に「歩下」とか漢字に変換するのもIMEのお仕事。Windows に標準で備わっているのは「Microsoft IME」。さらに「ATOK」なる日本製の IME も存在します。
そして自分が使っているのが今回設定方法を紹介する、Google製の「Google日本語入力」になります。
設定方法
先に結論として設定方法をお伝えします。
IME(タスクバー右下の「あ」とか「A」があるところ)を右クリック>「プロパティ」>「編集」
以下のようなダイアログが表示されると思います。
ここに表示されている「変換前入力中」、「変換中」、「直接入力」、「入力文字なし」 この4つのモードをそれぞれ変更する必要があります。
「変換キー」を押した場合はIMEをONにする
「Henkan」を押した時の挙動をすべて「IMEを有効化」にすることで、
現在の入力モードがIME ON でも OFF でもONになります。
「無変換キー」を押した場合はIMEをOFFにする
同じように「Muhenkan」を押した時の挙動をすべて「IMEを無効化」にします。
「Muhenkan」には「直接入力モード」の設定がなぜかありません。
これで現在の入力モードがIME ON でも OFF でもOFFになります。
変換 / 無変換 キーで 半角 / 全角 の切替ができるようにしたいだけなら上記の設定をするだけでOKです。
しかし一応、やはり設定を戻したい場合や別の割当に変更したいという場合もあるかと思います。
また、参考にしたWebサイトなどによって設定方法が少しずつ異なっており、
ごくたまにですが、思ったとおりの挙動をしない時にもあり、自分自身原因がわからずモヤモヤした気持ちでした。
そこで4つの入力モードが何を意味しているのか、検証した内容を以下に記載します。
入力モードについて
変換前入力中
まずは変換前入力中です。文字通りなのですが当初ピンときませんでした。
これは下の画像のような状態を表しています。
変換中
変換中です。文字通りです。
変換候補を表示しているが、確定はしていない状態です。
入力文字なし
テキスト入力エリアにカーソルがあたっていて、
「変換前入力中」でも「変換中」でもない状態です。
直接入力
「変換前入力中」、「変換中」、「入力文字なし」以外、つまり
テキスト入力エリアにカーソルが無い状態です。
以上が入力モードの説明になります。
基本的に文字通りなのですが、当初は変換前入力中??と聞いても全然ピンときませんでしたが、
ある程度理解できると、簡単な変更で済むことがわかりスッキリしました。
まとめ
例えば〇〇キーを押した場合に△△をする、ということをシンプルに実現したいのであれば「変換前入力中」、「変換中」、「直接入力」、「入力文字なし」これらをすべて同じように△△に変えればいいのです。
もしかしたら人によっては「変換中」や「変換前入力中」の時は△△をしたくない、という人もいるのかもしれません、その場合はモード毎に設定を分ければ良いことになります。
以上がGoogle日本語入力の入力モードの解説と、変換 / 無変換 による半角 / 全角の切り替え方法になります。
Google日本語入力を利用している方には少しでも参考になったでしょうか。